どうしてますか? 自分の値付け

開業したばかりの頃、いちばん悩んだのが「値付け」でした。
高くして断られたらどうしよう?
経験の浅さを指摘されたらどうしよう?
そんな不安が先に立ち、最初に作った価格表は、
今思えば“ほぼボランティア"
面談2,000円
研修1時間5,000円
顧問契約は月1万円
自信のなさが数字にそのまま現れていました。
ある日、小さな会社の社長さんに価格表をお渡しすると、
しばらく黙ってじっと見つめられました。
値段を下げすぎたせいで怒られるかも、とドキドキしていたところ、
その社長は、ゆっくりと顔を上げて、思わぬひと言を口にしました。
「これ、本当に大丈夫ですか? やっていけますか?」
心配されるとは想像もしておらず、思わず笑ってしまいました。
しかしその瞬間、気づいたのです。
安くすれば選ばれるわけではないし、
安すぎると“質そのもの"すら疑われるのだと。
それ以来、私は「自分の専門性」と「相手が得る価値」を軸に
値付けを見直しました。
値段とは、ただの数字ではなく、
自分の仕事への覚悟や責任の表現でもあります。
あなたはどうしていますか?
自分を安売りしていないでしょうか。
値付けに迷ったときこそ、立ち止まり、
自分の価値を丁寧に確かめるチャンスなのかもしれません。

