棚卸しーしっかり自分に向き合おう

起業を考えたときに多くの方が取り組む
「自分自身の棚卸し」についてお話しします。
起業しようと思うと、まず考えるのは
「自分の強みは何か?」
「何ができるか?」
「何をやりたいか?」
というプラスの部分ではないでしょうか。
もちろんこれはとても大切です。
得意なことや好きなことは、継続する力になりますし、
価値提供の軸にもなります。

ただ、ここでひとつお伝えしたいのは、
ミッションは“ポジティブな部分だけ"から
生まれるとは限らないということです。
むしろ、深く人の心に届く仕事は、
自分の中の“負の体験"から生まれていることがとても多いのです。

たとえば――
・つらかった経験
・悔しかった出来事
・うまくいかなかった過去
・誰にもわかってもらえなかった孤独
・もう二度と味わいたくないと思った感情
こういった体験は、できれば思い出したくないものかもしれません。

でも、その中には
「だからこそ、誰かの役に立ちたい」という
強い原動力が眠っています。
実際に、起業して長く続いている方の多くは、
過去のしんどい経験を“価値"に変えています。
・自分が苦しかったから、同じ人を助けたい
・あの時こういうサポートがあれば…を形にしたい
・あの経験を、無駄にしたくない
そんな想いが、サービスや商品になっているのです。

これは、単なるスキルや知識では生まれない
“深さ"や“説得力"につながります。
だからこそ、自分自身の棚卸しをするときには、
ぜひこんな問いも加えてみてください。
・これまでの人生で一番つらかった経験は何か?
・そのとき、どんな感情を抱いたか?
・あの時、どんな言葉や支えがあれば救われたか?
・同じことで悩んでいる人に、今の自分は何ができるか?
ここに、あなたにしかできない仕事の種があります。

起業は、ただ「できることを売る」ことではなく、
「自分の人生に意味を与えるプロセス」でもあります。
得意なことややりたいことに加えて、
これまでの人生の“影"の部分にも、そっと光を当ててみてください。
そこから見えてくるものこそが、
あなただけのミッションになるかもしれません。

今日の一歩として、
ノートに「自分のこれまで」を書き出してみるのもおすすめです。
きっと、新しい気づきが生まれますよ。