起業の本当の理由は?

今日は、起業の理由についてお話します。

某企業と研修と打ち合わせで、
「弊社には聴覚障害をもつ社員が3名いるのですが、
 先生のプロフィールを見て、手話ができるんじゃないかと
 言ってるんです。手話で講義をしていただけるんですか?
 手話で研修が受けられるなら、是非受けたいと
 言ってます。」

私のホームページのプロフィール欄に
NHK「みんなの手話」出演と掲載しています。
わずか一行のプロフィールに反応してくださった方がいる!
しかも、手話で受けられる研修なら是非受けたいと
思ってくださっている。
本当に嬉しい依頼です。

このたった一行のプロフィールには
大切なメッセージが込められています。

私には耳が聞こえない娘がいます。
耳元で大声を出したとしても、
私の声は娘の耳には届きません。
その娘と一緒に、あるコンサートに行ったことがあります。
聞こえないのに? はい。聞こえないのに・・・です。

レーナ・マリア
両手がない、片足は義足というスウェーデンの歌手
障害があっても輝ける場があることを
コンサートから感じ取ってくれないかな。。。
そんな気持ちからです。

ステージには手話通訳もいない
おそらく娘は戸惑ったでしょう。
場違いなところに来てしまった・・・
そう思ったかもいsれません。
でも、日本でもなじみのある曲を日本語で歌ったその瞬間
会場の雰囲気が変わったんです。

それを感じ取った娘が言いました。
「どんな声で歌ってるんだろう? 聞いてみたいな・・・」

この言葉は 私の心に深く突き刺さりました。
娘の耳に歌声を届けることはできないけれど、
歌にこめられた思いは届けることができるかもしれない。

そして、手話を取り入れたダンスをしはじめました。
手話で歌詞を、身体の動きで曲のイメージを、ステップでリズムを
表現することができる それが私たち親子が作ったサインダンスです。

私たちが始めたこの活動は、
一時、テレビ・新聞が取り上げてくださり、
たくさんの取材を受けました。
そのひとつが「みんなの手話」でした。

Youtubeでレーナ・マリアの歌をみつけました。
この歌が、私の人生を大きく変えるきっかけになりました。

翼をください(レーナ・マリア)
https://youtu.be/J_dD1SQjhF4?si=deyZHesij-M6WQrV

娘が大人になってからは、ステージでの活動は
年に数回程度になりました。

聞こえなくても
ステージを楽しむことができる。
聞こえなくても
研修を受けることができる
聞こえなくても
人と人との心のふれあいを感じとることはできる

その思いが 私の起業の原点です。

『求められていることと、
 心から是非提供したいと思っていること』

ここなんです。
起業を志すみなさんが 何を大切にしたくて起業するのか?
そこをしっかりみつめてほしいなと思います。