ビジョンを明確にしよう!

知り合いの社長から、「会社を閉じた」という連絡が来ました。
知り合った頃は、結構、羽振りも良く
儲かりそうだと思うことは、今まで経験したことがないことでも
果敢に取り組むという人でした。
「ああいう姿勢も必要なのかな・・・」と頭をかすめることがありましたが、
同じようにはできないなという気もしてました。

数年はそんな感じで売り上げも伸ばし、
事務所も大きなところに移転し、社員も雇い、順調そのものでした。

ところが、そこの社員から、こんな話を聞きました。
「社長が何をしたいのか、よくわからないんですよね。」

そう言われれば、確かに。
リサイクルがいいと言われれば、リサイクルに取り組み、
美容がいいと言われれば、美容に取り組み・・・
関連のない分野にどんどん手を広げて行ってたけれど、
「儲けたい」ということ以外に、どうしたいのかは見えづらい・・・

起業当初なら、潤沢に仕事が入ってくるわけでもないので、
副業的に収入になることをしつつ、
本当にやりたいことが軌道に乗せるように頑張ってきたことはありました。
でも、肝心な「本当にやりたいこと」が、ぶれてしまって、
お金になりそうなことに目を奪われてしまうと、
自分のビジョンが見えなくなって、
何のために起業したのかがわからなくってしまいます。
そんな社長のもとで働く社員も、
何をどうすればいいか、見えなくなってしまうんでしょうね。

私たち保健師は、
「社会に貢献できること」
「社会課題を解決すること」
自分が思い描く「あるべき姿」をイメージしながら
仕事を創っていく人が多いと思います。
しかし、売り上げが気になり始めると、
手っ取り早くお金になることはないか? と思ってしまいます。
目先の収入を追っかけるあまり、肝心の「やりたいこと」を後回し・・・
それでは、何のために起業したのかさえ
わからなくなってしまいます。

売り上げをあげることは大事ですが、
ビジョンを明確にすることの大切さに
改めて気づかされたできごとでした。